設計の際に気づきにくいポイント

設計図を見せられても、図面上では中々気づきにくいことが結構あるものなんです。 というよりも、良く分からないというのが正解かも知れません。 ちょっとした違いが、使い勝手に大きく影響を及ぼすことも少なくありません。 数多くの家づくりに携わってきた…

笑う門には福来る

最新の研究でも、笑ったり、ニコニコしたり、楽しいことを考えるだけでも、体の免疫が上がることがわかっています。 また2021年11月には、キリンホールディングスさんが、笑いが脳の認知機能を改善させ、ストレスを抑える効果があるとの研究結果をまと…

冷凍/冷蔵倉庫の結露防止とランニングコスト削減

低温で維持される冷凍/冷蔵倉庫の結露を防止するには、どうすればよいのでしょうか。 ところで、結露はどうして起きるのでしょうか。 温度差?、気温?、湿度?・・・。 皆さんは、空気線図ってご存知ですか。絶対湿度と相対湿度の違いは分かりますか。MR…

意識と健康の関係を考える

家族の健康があってこそのマイホーム。 ましてや、長期の住宅ローンを組んで取得するとなると、なおさらのことと言えるのではないでしょうか。 病気は気が病むと書きます。そして、昔から病は気からともいいます。 健康にとって、心の持ちようがいかに大切で…

語られざる太陽光発電

温暖化を抑制するために、温室効果ガスの排出を削減していくことは必須です。 その一環として、再生可能エネルギーを増やしていくことが求められます。 そして、家庭で出来る再生可能エネルギーとなれば、太陽光発電システムでしょう。 しかし、太陽光発電に…

住宅の快適性向上と免疫力

内装を自然素材で仕上げたり、全館空調で温度バリアフリーにしたりして、健康的な家づくりが出来たと思ってみても、住まいそのものが、家自体が、健康を促進してくれるわけではありません。 本当に健康のことを考えるのであれば、健康に配慮するのであれば、…

間違いだらけの暑さ対策

温暖化の抑制は出来ても、温暖化を止めることは出来ません。 暑さが厳しさを増していき、遠からず40℃超えの激暑日も珍しいことではなくなることでしょう。 そんな近未来のことを考慮すれば、尚更のこと暑さ対策の重要性が増してきます。 しかし、これまで…

家づくりで起きやすい勘違い

家づくりが初めてという方々にとっては、分からないことだらけというのが正直なところといった感じではないでしょうか。 にもかかわらず、人生で一番高い買い物となることでしょう。 後悔先に立たず、前もってしっかり準備しましょう。 分からないまま、認識…

遮熱のことを知ろう

遮熱、あるいは遮熱材のことをきちんと理解している方は、あまりいらっしゃらないのではないでしょうか。 そして、断熱材のことについても同様のことが言えます。 断熱材のことなら、だいたいわかるよとおっしゃる方、ほんとうにそうでしょうか。 断熱材は、…

工場/倉庫の熱中症対策と労働環境の改善

工場内での作業の場合、暑い季節でも安全管理上、長袖の作業服で従事することが強いられるということも少なくないことでしょう。 一方で、温暖化による気温上昇に伴って熱中症のリスクは増大します。 また、日本人の平熱は低下してきており、それによる熱中…

住宅建築を前提とした土地の見方

建築に携わる者としての視点で土地を眺めてみると、土地の良し悪しについて違った観点が見えてきます。 近隣環境などの一般的なことは省き、土地だけで考えていると気づきにくいこと、家を建築する前提で見えてくることを中心に、取り上げています。 また、…

オール電化ってどうなんだろう

オール電化住宅にもメリットがあれば、デメリットもあります。 ところでみなさん、オール電化を希望する理由は何ですか。 光熱費が抑えられて経済的、あるいは、エコで環境に優しいといった理由でしょうか。 でも、本当にそうなのでしょうか、実際はどうなの…

健康と胃腸

長寿国、日本。近ごろでは人生百年時代の到来も叫ばれるようになってきました。 厚生労働省のホームページには、こんなことも記載されています。 「ある海外の研究では、2007年に日本で生まれた子供の半数が107歳より長く生きると推計されており、日…

汗をかけない体質を防止するために(乳幼児期の子育てでとても大切なこと)

最近、汗をかけない、あるいは汗をかきにくい体質のお子さん、若者が増えてきています。 そのような体質の場合、熱中症のリスクが高くなります。 一方で、温暖化は今後も進み、気温も上昇していきます。 なぜ、そのような体質となってしまうのでしょうか。 …

冷房の弊害と対策を考える/冷房の弊害を軽減して普及させよう

温暖化に伴って気温が上昇し、熱中症のリスクも高まってきています。 熱中症の予防に、冷房の普及促進は避けて通れないでしょう。 近年では、住宅だけではなく、学校や幼稚園の教室はもちろん、体育館への設置も進んでいます。 しかし、健康面だけではなく、…

ヒートショックではなかった!!

これまで、寒い時期に入浴に伴って起こる死亡事故については、家屋内の温度差によって心筋梗塞や脳卒中を起こし、お亡くなりになってしまうと考えられてきました。 そして、それはヒートショックと呼ばれてきたのです。 ちなみに、ヒートショックという言葉…

LED照明の注意点

今はLEDの照明が当たり前になっています。 LEDは、消費電力が少ない、長寿命というメリットがります。 しかし、どんなものでもそうですが、LEDにもデメリットがあります。 電球交換が出来ない機種が多いことや、青色ダイオードは眠気を誘うホルモン…

温室効果ガス排出削減

日本の電気の約8割は火力発電、ですので、単純に電化にすれば温室効果ガス、つまりCO2の排出を減らせるということではありません。電気の二酸化炭素排出係数は、ガスや石油に対して、かなり大きなものとなっているのです。 だから、車を電動化すればエコ…

どうする?電磁調理器

IHクッキングヒーターを検討する際に、電磁波のことを心配なさる方も少なくありません。 特に、小さなお子さんのいらっしゃるご家族では、気になる要因のひとつでしょう。 IHのメーカーさんやオール電化を基本とするハウスメーカーさん、ガス屋さんやガ…

ポジティブになりたいときに

長期にわたる住宅ローンの返済中には、落ち込むような出来事にも沢山出くわすことでしょう。 しかし、ローンは猶予してくれません。つらい時、きつい時でも、頑張って、返済をしていかなくてはなりません。 そんな時に一日も早く元気を取り戻していただきた…

温暖化と冷房と免疫力

温暖化で暑さが増し、熱中症のリスクも高まります。 それに伴って、熱中症を防止するために、冷房の使用頻度が高まることでしょう。 しかし、冷房よる弊害は無視されがちではないでしょうか。 電力にとって、需要のピークである夏の電力需要を増やしてしまう…

これまでの家づくりは暑さを犠牲にした寒さ対策、これからの家づくりは寒さ対策と暑さ対策の両立

ガンガンに太陽光が降り注ぐ真夏の猛暑日、日向と木陰で感じる暑さには、雲泥の差があります。 では、木陰と高断熱住宅の中(冷房なしの状態)とではどうでしょうか。 どちらも直射日光が当たらないという点では、同じです。 木陰は無断熱、家の中は高断熱です…

暖房について考える

以前には、多くのお客様の家づくりで、蓄熱式暖房機を採用頂きました。 快適性が高く、心地よい暖房で、好評をいただいたものです。 ところが、深夜電気料金の大幅上昇でランニングコストが高くなり、今は使っていないよというお声を沢山いただきました。 そ…

平屋建ての落とし穴と解消方法

縦の動線のない平屋の住まいは、使いやすいですし、お子さんにもお年寄りにも優しい家といえるでしょう。 しかし、平屋建てにもデメリットもあります。そこで、どんなデメリットがあり、それをどのように解消すれば良いのかということをまとめたのがこの冊子…

温暖化で気温が上昇していく今後の家づくり⑨/住人戸色の自由設計で暑いを解決しよう

相互企画の家づくりは「住人戸色」。お客様のご要望をカタチにしていく家づくりです。勾配の緩やかな片流れ屋根、勾配を多めにつけた切妻屋根、軒を出さないデザイン、深い軒を掛けたスタイルと、様々な顔をしたお家たちです。 でも、共通していることは、高…

温暖化で気温が上昇していく今後の家づくり⑧/リフォームで暑いを解決しよう

今回はリフォームによる暑さ対策のご紹介です。 暑さ対策といっても、冷房をということではありません。冷房頼みにしない暑さ対策です。 暑い季節には太陽高度が高くなります。東京の北緯35度の地点を例に挙げると、夏至の日の太陽の南中高度は78°、冬至…

温暖化で気温が上昇していく今後の家づくり⑦/吹抜けが暑いを解決しよう

吹抜けのある家、ちょっと憧れますよね。 2階建てだからこその高さのある開放感あふれたオープンスペース、いいですね。 ただし、吹抜けの場合に合せて検討したいのが、暖房のあり方でしょう。 エアコンなどの対流熱で温めるタイプですと、暖かい空気は上昇…

温暖化で気温が上昇していく今後の家づくり⑥/勾配天井が暑いを解決しよう

リビングや居室の天井を、屋根勾配に合せるようにして造る勾配天井。平屋建てや、二階建てでも二階が乗っていないスペースであれば、可能ですね。 開放感のある空間づくりにいかがでしょうか。 水平に入れた梁を現しにして見せるもよし、屋根勾配に合せて梁…

温暖化で気温が上昇していく今後の家づくり⑤/ロフトが暑いを解決しよう

家づくりの際、屋根裏の余剰空間を利用して、ロフトや小屋裏収納などを設けたいと考える方もいらっしゃいます。 特に、平屋で家づくりをお考えであれば、より大きな屋根裏空間がありますので、有効に活用したいものですね。 しかし、屋根裏空間を利用する際…

温暖化で気温が上昇していく今後の家づくり④/最上階(屋根の直下階)が暑いを解決しよう

みなさんは、真夏の屋根裏にもぐったことがありますか。 真夏の太陽から降り注ぐ赤外線によって生じる大量の輻射熱で、ものすごい暑さになっているんですよ。 その暑さが伝わってくるのが、屋根の直ぐ下の空間ということです。 3階建ての場合、高さ制限で勾…