2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

相互企画の家づくり&健康セミナーご案内(マイホーム実現や健康維持に是非ご参考下さい)

セミナー「熱中症に備えよう」 温暖化で気温は上昇していきます。当然ではありますが、熱中症のリスクも高まります。 いつどこで熱中症になるやも知れません。そして、それは自分に限ったことではなく、身近な人、まわりにいる人にも言えることです。 温暖化…

建物の気温上昇への適応の必要性㉓/これからの建物づくりはしっかりと暑さ対策も施そう

これから建物を建てると、何年間その建物を使用することになるのでしょうか。 仮に30歳で住宅を建てるとします。多くの方が35年の住宅ローンを利用しています。ということは、建てたら生涯その家で暮らすというケースがほとんどでしょう。 すると、50…

建物の気温上昇への適応の必要性㉒/輻射熱には遮熱材

断熱材では、輻射熱への対応が難しいことが、お分かりいただけたでしょうか。 輻射熱への対応が難しいということは、暑さ対策の材料としては適さないということです。 考えてみれば、夏にダウンジャケットは着ないですからね。とてもじゃないけど、暑くて着…

建物の気温上昇への適応の必要性㉑/断熱材と輻射熱

建物内の温度上昇を抑制するためには、輻射熱への対応が不可欠であることを、ご理解頂きました。 次に、輻射熱に対応するのには、どのようなものが適しているのかを、見ていくことにしましょう。 これまでの建物づくりに、寒さ対策だけではなく、暑さ対策に…

建物の気温上昇への適応の必要性⑳/上から押し寄せる熱は輻射熱

暑さの多くが上からくる、屋根から押し寄せる。 だから2階建てであれば、1階より2階のほうが暑くなるのです。 そして、平屋建てであれば、全ての空間が屋根の直ぐ下ということになりますから、建物内の全体が暑くなりがちだということです。 それを防ぐに…

建物の気温上昇への適応の必要性⑲/暑さの原因の多くは上から

暑い時期に直射日光は建物のどの面にあたる、降り注ぐのでしょうか。 以外に感じるかも知れませんが、南壁面の直達日射量は少ないのです。これは夏の南の太陽は高度が高くなることによるものです。 太陽の高度がそこまで高くない時間帯に直射を受ける東面と…

建物の気温上昇への適応の必要性⑱/熱移動の理論に基づいて

一般的に熱は高温部から低温部へ移動する性質を持っており、熱の移動は熱伝導とも呼ばれています。 そして、熱は3つの要素によって移動します。 それは、「伝導」「対流」「輻射」という3要素から成ります。 つまり、どんな熱であっても「伝導」「対流」「…

建物の気温上昇への適応の必要性⑰/建物をどう気温上昇に適応させていくか

夏の電力消費を抑制するためには、冷房の使用頻度を抑制するということでもあります。 そのためには、建物内の温度上昇を出来るだけ軽減しなければ成りません。 気温が上昇するということに反して、屋内の温度上昇を抑制出来る建物づくりを進めていく必要が…

建物の気温上昇への適応の必要性⑯/気温上昇が進む中で夏の電力需要をどう抑制していくか

電力需要のピークが夏であること、温暖化により気温が上昇していくこと、それにより冷房を使用する機会が増大していくこと、冷房を使えば使うほどヒートアイランドを助長すること、ピーク時の電力需要が増えることによるデメリットを解消するのが難しいこと…

建物の気温上昇への適応の必要性⑮/冬は温暖化・高断熱化・省エネ化で減る

夏よりも少ないとはいえ、冬の電力需要も多いのが実情です。 もちろん、冬期の電力需要を減らすことも大切です。 しかし、冬の電力需要は、温暖化による気温の上昇、建物の高性能化、家電や給湯器の省エネ化が進むにつれて、減少していくことでしょう。 一方…

建物の気温上昇への適応の必要性⑭/ピーク時電力需要増大のデメリット-2

電力は、需要と供給のバランスがとれていないと、大規模停電となってしまいます。 そして、ピーク時の需要を上回る発電能力が必要です。 そうすると、電力需要が少ないときには、供給量を需要に合わせて減らす、調整する必要が生じます。 だから、ピーク時の…

建物の気温上昇への適応の必要性⑬/ピーク時電力需要増大のデメリット-1

電力は、需要と供給のバランスがとれていないと、大規模停電となってしまいます。 ということは、ピーク時の需要を上回る発電能力が必要です。 そして、ピーク時の電力需要が増えていけば、発電能力の増強を強いられるということになるわけです。 発電能力を…

建物の気温上昇への適応の必要性⑫/電力需要のピークは夏

日本における電力需要のピークは夏です。冬ではありません。 そして、温暖化による気温上昇と、冷房使用機会の増大で、ピーク時の電力需要が増えていくことが予想されます。 一方で、春や秋の冷暖房がいらないような季節には、電力需要が最も少なくなります…

建物の気温上昇への適応の必要性⑪/2℃下げるのに5℃放出

エアコンで冷房した場合、冷房する空間の温度を2℃下げるのに、その空間の5℃の熱を室外機(ヒートポンプ)から放出していると言われています。 ということは、冷房すればするほど気温上昇につながってしまうということであり、冷房そのものが温暖化を促進しか…

建物の気温上昇への適応の必要性⑩/二酸化炭素排出係数

二酸化炭素排出係数を見てみましょう。 電気は、ガスや灯油の倍以上の係数となっていることが分かります。 つまり、現状の発電事情のままでは、電気が最も多く二酸化炭素を排出するということなのです。 当然、再生可能エネルギーの普及が重要なのですが、そ…

建物の気温上昇への適応の必要性⑨/電気のエネルギー効率

火力発電のエネルギー効率は37%程度にしか過ぎません。一次エネルギーとして使用するガス・石油・石炭の持つエネルギーの実に63%をロスしてしまいます。 一方で、ガスや灯油を直接エネルギーとして使用した場合のエネルギー効率は91%に及びます。 …

建物の気温上昇への適応の必要性⑧/日本の電気は8割が火力

日本の場合、電力の8割近くは、火力発電で賄われています。 ということは、電気を使用する現場では二酸化炭素が排出されなくても、使用している電気をつくるところで二酸化炭素が排出されているということです。 日本の電力事情からすると、決して電気自動…

建物の気温上昇への適応の必要性⑦/電力消費の増大

気温上昇に伴って、冷房設備がなかったところにどんどん設置が進むことで、電力消費が増える。 また、全館空調が普及すれば、局所的及び時間限定で冷房を使用するケースより、電力消費が増える。 そして、更に気温は上昇し、暑さが厳しさを増していく。 この…

建物の気温上昇への適応の必要性⑥/新たに冷房設備導入

暑さが厳しさを増し、熱中症のリスクが高まり、今まで冷房設備を導入していなかった施設、例えば学校や幼稚園にも急速に冷房の設置が進んでいます。 そして、それは教室だけではなく、体育館に及んでいます。 今まで設備がなかったところに導入し、稼働させ…

建物の気温上昇への適応の必要性⑤/冷房使用機会の増大

暑さが厳しさを増すほど、当たり前ですが冷房を使用する回数や時間が増えていくことでしょう。 ところで皆さんは、夏にダウンジャケットを着ますか? 冬は暖かくていいのですが、とてもじゃないですが夏は暑くて着ていられませんね。 夏はそれこそ服を着ない…

建物の気温上昇への適応の必要性④/県南は更に暑く

当然のことですが、県南の将来は今よりも更に暑さが厳しくなるということです。 環境省が作成している2100年夏の予想最高気温によりますと、東京はなんと44℃、凄まじい暑さになることも予想されています。 どうでしょう、今から建物づくりにおける暑さ…

建物の気温上昇への適応の必要性③/県北は大丈夫?

那須塩原市は、温暖化対策を講じなかった場合、2050年には那須塩原市の気温が現在の県南並みになると公表しています。 ということは、県北でも気温40℃が当たり前になってくると考えておいた方が良いのではないでしょうか。 だからこそ、県北においても…

建物の気温上昇への適応の必要性②/栃木の夏は暑い

現在でも栃木の夏の暑さは厳しく、特に県南は日本全国でも有数の暑さとなっています。 佐野は年間の猛暑日記録日数ランキングでも、全国の気温観測地点の中で上位に位置しますし、その日の全国最高気温を記録することも珍しくありません。 そのぐらい暑さが…

建物の気温上昇への適応の必要性①/温暖化による気温上昇

温暖化で気温が上昇してきています。そして、今後も気温上昇が続きます。 世界各国で温暖化対策に取り組んではいるものの、温暖化を抑制は出来ても、抑止することは出来ないでしょう。 つまり、どれだけ気温上昇幅を抑えられるかということです。 そして、気…

汗をかけない体質を防止するために(乳幼児期の子育てでとても大切なこと)その38/汗をかけない体質を防止するために/結び

日本では、出生数が予想を大幅に上回る速さで減少し、その影響で人口減も加速します。 それに伴って働き手も大幅に減り、国力が縮みます。 そこに汗をかけない、かきにくい子ども、若者が増えていけば、日本の国力の低下に拍車をかけることとなるのではない…

汗をかけない体質を防止するために(乳幼児期の子育てでとても大切なこと)その37/今後の家づくりの方向性⑦リフォームでも

既にマイホームをお持ちの方もご心配なく。 既存の建物でも、後から屋根裏又は天井に遮熱材を施工することが可能です。 また、遮熱ガラスを組み入れた内窓を設置することで、窓からの熱の流入を軽減することが可能です。 資料のご請求、お問合せは 株式会社…

汗をかけない体質を防止するために(乳幼児期の子育てでとても大切なこと)その36/今後の家づくりの方向性⑥なぜ壁・床・天井を高遮熱なのか

冬は太陽高度が低くなるので、壁面への直達日射の割合が高まります。 その日射で発生する輻射熱を、断熱材に蓄熱させて利用するという考え方です。 また、屋根面での遮熱に加えて天井に断熱をする理由は、暖房の際に暖める気積量を軽減し、暖房効率を高める…

汗をかけない体質を防止するために(乳幼児期の子育てでとても大切なこと)その35/今後の家づくりの方向性⑤なぜ屋根面を高遮熱なのか

夏は水平面、つまり屋根面に降り注ぐ直射量が圧倒的に多く、それによって発生する大量の輻射熱が建物内に移動し、暑さの大きな原因となっています。 これが、二階建てであれば二階部分が暑くなる、あるいは平屋建てであれば家全体が暑くなる理由です。 屋根…

汗をかけない体質を防止するために(乳幼児期の子育てでとても大切なこと)その34/今後の家づくりの方向性④高断熱+高遮熱

寒さ対策と冷房頼みにしない暑さ対策を両立するためには、どうすれば良いのでしょうか。 そのためには、壁・床・天井にしっかりと断熱を施し、屋根面でしっかりと遮熱することです。 ちなみに、一年を通して温暖な地域での建物づくりや、全館空調での建物づ…

汗をかけない体質を防止するために(乳幼児期の子育てでとても大切なこと)その33/今後の家づくりの方向性③全館空調はNG

全館空調の家の場合、空調のスイッチを入れてもすぐに冷えたり温まったりしないため、基本的には24時間冷房(暖房)となります。 つまり、夏は家中どこでもいつでも冷房の中となるのです。 汗をかけない体質を防止するうえでは、最も望ましくない家づくりの…