平屋住宅を建てる方のためのセミナー「パート2/屋根に対する暑さ対策③」

 

熱移動の3要素(3原則)-Ⅱ

 

熱は3つの要素によって移動します。

それは「対流」「伝導」「輻射」という要素で、これを熱移動の3要素(3原則)と呼んでいます。

的確な暑さ対策を施すうえで、まずはこのことをきちんと認識することが大切です。

 

暑さの原因は輻射熱

 

■輻射(放射)

あらゆる物質は熱を放射しています。ただしそれは電磁波として放射されており、電磁波そのものには熱はありません。しかし、電磁波が物質に衝突することで物質の分子が振動し、熱が放出されます。

その代表的なものが太陽から降り注ぐ赤外線です。赤外線そのものは全く熱を帯びていませんが、地球の大気中にある水分粒子やダスト、さらに地表や建造物、人体や植物などに衝突することでそれらの分子を強く振動させ熱が放出されることとなります。

そして、夏はこの赤外線が大量に屋根に降り注ぐので、屋根に近い所が暑くなるという具合です。

また、電子レンジはこの原理を応用しており、電磁波を発生させることによって、レンジ内の食品の分子に超高速で振動を与えることで(2.4GHzであればなんと1秒間に24億回もの振動を与えます)、食品を温めます。

 

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