寒さ暑さ対策は熱移動の理論に基づいて⑫「断熱材と遮熱材の違い/おさらい」

断熱材は熱伝播遅行型熱吸収材であり、蓄熱材です。

ですので、熱を吸収することで熱の伝わる時間を遅らせるというものが、断熱材の持つ機能なのです。

そして、断熱材を厚くする、断熱材の性能を上げるということは、蓄熱する量をふやすことで、熱の伝わる時間をより長く稼ぐということです。

断熱材は、名称から受ける印象とは違い、決して熱を断つ材料ではないのです。

また、断熱材を厚くして蓄熱量を増やすということは、冷めにくいということにもなるのです。

一方、遮熱材は熱反射材です。そして、本当に高性能な遮熱材であれば、輻射熱のほとんどを撥ね返します。輻射による熱移動のほとんどを防ぐという材料なのです。

本来であれば、遮熱材のほうが断熱材という名称に相応しいのかも知れませんね。



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