人と建物、2つの視点から熱中症に備えよう㉙/対流熱

 

熱移動の3要素のひとつめ、対流熱についてです。

対流熱とは、加熱された物質(気体、液体)が流動することによって熱が移動することを言います。

水や空気を暖める場合、暖められた水や空気は流体となって上昇(移動)します。

つまり、物質が熱を持って移動することとなります。そして、この熱移動要素を対流と呼んでいます。

 

 

分かりやすい例を取り上げてみましょう。

鍋でお湯を沸かすとします。直に熱を加えるのは鍋の底の部分だけですが、鍋の中で作られるお湯はどの部分でもほとんど均一の温度となります。

これは、暖められた水が熱を持つことによって膨張し、軽くなることで上方へ移動し、それに伴い、上方にある冷たい水が下方へ移動することで起こります。

また、エアコンは少しでも温度差を少なくして冷暖房するために、風を強制的に出して対流を起こし、熱移動をさせているのです。

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