熱移動について考える⑭

アルミ遮熱材の違いその2/アルミ箔の反射率

遮熱材は反射率が重要

アルミの反射率は92.45%(アルミ金属国際基準の認定値)です。

ですので、高純度アルミ箔を表面に加工しただけでは、これを超える反射率を得ることは出来ません。

もし、このアルミ反射率を超える数値を謳っている遮熱材があれば、その差の根拠を明確に示すことが出来るはずです。

もし根拠を説明出来ないようであれば、反射率の数値には大いに疑問が生じると言えるでしょう。

しかし、アルミ箔による遮熱材の中には、限りなく100%に近い反射率を得られるものもあります。

例えば、高純度のアルミ箔に光沢度(光沢度とは純分率と研磨率からなります)を加えることで実現しています。

反射率が1%低くなると熱抵抗値は15%下がってしまいますので、99%と92.45%の違いは大きなものとなります。

ですので、反射率の違いは例え数パーセントであろうとも、無視できない重要なポイントとなります。

 

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