寒さ暑さ対策は熱移動の理論に基づいて⑮「アルミ遮熱材の違い-Ⅲ/アルミ箔の厚み」

遮熱シートは、なんでと思われることと思いますが、断熱材とは逆で薄ければ薄いほど性能を発揮出来ます。

薄いほど、輻射熱の影響を受けにくくなるからです。

輻射熱は、赤外線などの電磁波によって、分子が高速に振動させられることで発生します。

極端な言い方をすると、分子が存在しなければ輻射熱の影響はないということになります。

だから、真空である宇宙空間は、赤外線の影響を受けずに済むわけです。

アルミ箔が厚いほど、その遮熱シートの中の分子数が多くなりますので、それだけ輻射熱の影響を受けやすくなるという具合です。

また、アルミ純度が高くなければ、薄くすることは出来ません。

私たちの使う遮熱シートは、7.2ミクロン(1ミクロンは1000分の1mm)です。

ちなみに「はやぶさ」に使用されたアルミシートは0.5ミクロンです。

コンマ何ミリというレベルは、遮熱シートとしては非常に厚いというレベルなのです。



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