人と建物、2つの視点から熱中症に備えよう㉛/輻射熱(放射熱)

 

熱移動の3要素のみっつめ、輻射熱についてです。

あらゆる物質は熱を放射しています。ただしそれは電磁波として放射されており、電磁波そのものに熱はありません。

しかし、電磁波が物質に衝突することで物質の分子が振動し、熱が放出されます。

電子レンジは電磁波(マイクロ波)を発生させることにより、レンジ内の食品の分子に超高速で振動を与える(2.4GHzであればなんと1秒間に24億回もの振動を与えます)ことで、食品に熱を移動しています。

太陽からも熱線(赤外線)が出ています。しかし、その熱線は全く熱を帯びていません。ところが、地球の大気中にある水分粒子やダスト、さらに地表や建造物などに衝突することでそれらの分子を強く振動させ、熱が放出されることとなります。

これが輻射熱と呼ばれる熱移動であり、体温より低い気温でも暑く感じる原因なのです。

 

 

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