土地を探して平屋の家をつくる方のために「パート2/快適性の確保-Ⅸ」

 

断熱材と輻射熱(放射熱)の相性

 

暑さ対策(寒さ対策)として一般的に使われている断熱材は、輻射熱にどの程度の効果が見込めるのでしょうか。

断熱材はそう呼ばれてはいますが、熱伝播遅効型熱吸収材料です。

断熱材と呼ばれている通称から勘違いされ易いですが、決して熱を断つことが出来る材料ではありません。

熱を吸収することで、熱の伝わる時間を稼ぐ、遅らせるという材料なのです。

そして、下方向への熱移動において93%を占める輻射熱(放射熱)のなんと90%程度を吸収し、やがてその熱を放射します。

反射(熱を断つ)出来るのは10%程度であり、輻射熱のほとんどを断つ(本当の意味での断熱)ことが出来ないのです。

 

 

また、断熱性能を上げるということは、吸収する熱量を増やすということであり、熱が伝わるまでの時間を稼ぐということに過ぎないのです。

更に吸収する熱量が多いほど、陽が沈んでから冷めにくいということとなりますので、屋内の熱帯夜化を助長するということにもなってしまいます。

 

資料のご請求、お問合せは

株式会社相互企画 山崎まで

栃木県那須塩原市南郷屋4-16-1

0287-36-3925

yamazaki@sougokikaku.co.jp