寒さ暑さ対策は熱移動の理論に基づいて⑰「遮熱材施工の注意点」

アルミは反射率が高い素材ですが、熱伝導率が高い素材でもあります。

したがって、高温のものに直に触れていれば直ぐ熱くなってしまいますし、冷たいものに直に触れていればあっという間に冷たくなってしまいます。

この影響を防ぎ、アルミが持つ高い反射率の効果を損なうことなく生かすためには、空気層が必要となります。

空気層を設けることで、伝導熱の影響を回避するのです。

屋外の熱を反射するためには遮熱材の屋外側に空気層を、屋内の熱を反射するためには遮熱材の屋内側に空気層を設ける必要があるのです。

ですので、屋根材や外壁材、あるいは断熱材と、遮熱材をピッタリとくっつけて使用するというようなことは、遮熱材の効果を消してしまいかねませんので、避けて下さい。

また、アルミシートの表と裏を重ねるということも、避けて下さい。

建物の外と中の温度が交わる原因となってしまうからです。冷凍倉庫などのように、内外の温度差が大きい場合は、特に注意が必要です。

 

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